人気のAnkerブランドから販売されているBluetoothスピーカーの一部がリコールされ、消費者に注意が呼びかけられています。リコール対象となるのは、A3102 Anker Soundcore(ブラック)およびA3302 PowerConf S3のBluetoothスピーカーで、これらの製品に搭載されているリチウムイオン電池が過熱する可能性があり、火災の危険があるという理由です。今回のリコールに該当するのは、約69,000台(カナダで約9,764台が販売)で、2023年にAmazon限定で販売された製品です。
具体的には、モデル番号がA3102016、A3302011、A3302031のスピーカーが対象になります。リコールされたスピーカーは、Bluetoothスピーカーの底面に表示されている“SNコード”で識別できます。消費者は、Ankerの公式ウェブサイトにてSNコードを入力することで、自身の製品がリコール対象かどうかを確認できます。
AnkerおよびAmazonは、既知の購入者に対して連絡を取っています。また、リコールされたリチウムイオン電池は、地域や州の規則に従って適切に廃棄する必要があります。これらのバッテリーは、他のバッテリーとは異なる取り扱いが求められており、廃棄物として捨ててはいけません。
リコール対象のスピーカーを使用している方は、直ちに使用を中止し、電源を切って、外部電源または充電器に接続しないようにしてください。AnkerのサポートサイトでSNコードを確認し、製品リコールに関する情報を入力することができます。Anker Innovations Limitedは、無償で交換スピーカーを提供するためのさらなる指示を行う予定です。
今のところ、スピーカーのバッテリーが過熱する事例が33件報告されており、中には煙や小さな火災が発生したケースも含まれています。消費者は、発熱しているスピーカーの使用を直ちに中止し、必要な手続きを行うことが重要です。