マイクロソフトが来月、Android向けのXboxモバイルアプリを更新し、アメリカのユーザーがモバイルデバイスでXboxのゲームを購入してプレイできるようになる。これは、今週初めに裁判所が下した判決によるもので、Googleに対してGoogle Playストアにおけるアプリの課金方法を11月1日から変更するよう命じたものだ。Xboxの社長、サラ・ボンドは「裁判所の決定により、アメリカのモバイルストアが開放され、より多くの選択肢と柔軟性が生まれる」と述べている。彼女は、「私たちのミッションは、より多くのプレイヤーが様々なデバイスでゲームを楽しめるようにすることです。11月から、プレイヤーはAndroidのXboxアプリから直接Xboxのゲームを購入してプレイできることになります」と発表した。
この判決によって、GoogleのAndroidアプリストアは違法な独占状態であることが示され、今後3年間、競争を開放する必要がある。これにより、開発者はGoogleの課金システムに依存することなく、自由に決済手段を選ぶことができるようになる。加えて、Googleは競合するサードパーティのアプリストアをGoogle Play内に配信する義務も負うこととなった。
今回の更新により、MicrosoftはAndroidデバイスでXboxゲームを自由に販売できるようになり、Xbox Cloud Gamingの機能を利用して購入後すぐにゲームをストリーミングできるようになるだろう。ただし、なぜマイクロソフトが既にAndroidアプリ内でゲーム購入機能を提供できないのかは不明である。SteamやPlayStation Storeではモバイルデバイスからゲームを購入できるため、マイクロソフトは例外的な存在であった。
また、マイクロソフトはウェブベースのXboxモバイルストアの開発も進めており、最初はゲーム内アイテムや特価商品を中心に展開する予定である。今年8月にはテストが開始され、「作業は順調に進んでおり、今後詳細を共有するつもりです」と報告されている。
