2025年1月22日、Xboxは新しいベータ版ソフトウェア更新を発表しました。この更新は、InsidersのAlpha Skip-Aheadグループに参加しているユーザーに向けて展開されています。今回の更新により、Xbox Series XおよびSは、これまでサポートされていなかった16TBを超える大容量の外付けハードディスクにも対応可能になります。
従来、XboxはUSB接続のドライブに対し、最大16TBの容量しかサポートしていませんでした。しかし新しいソフトウェア更新により、16TBを超えるハードディスクを複数のパーティションに分割し、物理的なストレージ容量をフルに活用できるようになります。例えば、24TBのハードディスクをフォーマットした場合、大きなパーティションは16TBまでですが、新しいパーティションを作成することができるため、これまで以上に多くのゲームやアプリを保存することが可能になります。
ただし、すでに16TB以上のドライブを使用しているユーザーは、まずそのドライブをフォーマットし直す必要があります。新しいサポートを活用するには、16TBを超えるドライブが現在のフォーマットのままでは変わらないため、新たにフォーマットし直さなければなりません。
この変更により、ユーザーはより大きなストレージを活用し、旧世代のゲームやアプリも簡単にバックアップできるようになります。例えば、300GB以上のデータを要する「Call of Duty: Black Ops 6」を再度プレイしたいときに、インターネット接続を使って再ダウンロードする必要がなくなります。ただし、ゲームのアップデートが必要な場合は、再ダウンロードが必要になることもありますので注意が必要です。
また、Xboxはクラウドゲーミングセッションのための新しいネットワーク品質指標もリリースします。この機能により、接続が遅れている場合にゲームプレイに影響を及ぼすかどうかが画面の右上に赤いバブルとして表示され、パケットロスやpingの増加といった情報を提供します。この情報は、ユーザーが接続問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。
今回の更新により、Xboxはユーザーにとってより便利で効率的なゲーム体験を提供することを目指しています。ストレージの拡張で自由にゲームやアプリを管理し、さらにネットワークの品質を可視化することで、より快適なプレイ環境を実現していくでしょう。