Pocoは、新しいX7シリーズをグローバルに展開し、X7、X7 Pro、X7 Pro Iron Man Editionの3モデルを発表しました。特にX7 Proは、中国市場でのみ販売されていたRedmi Turbo 4のリブランド版とされており、内外でいくつかの改善が施されています。
### 高性能チップとメモリ
X7 Proは、Dimensity 8400 Ultraチップを搭載しており、Snapdragon 8s Gen 3と直接競合しています。これに加え、LPDDR5X RAMとUFS 4.0ストレージにより、アプリやゲームの読み込み速度が向上し、スムーズに操作できます。実際のテストでは、GeekbenchマルチコアテストやAnTuTu、GPUベンチマークでSnapdragon 8s Gen 3を上回る結果が得られました。
### WildBoost Optimization 3.0
Pocoは「WildBoost Optimization 3.0」についても説明しており、これがゲーム体験を向上させる機能であるとしています。OnePlusも最近、OnePlus 13および13R向けに類似の機能を発表しており、競争が激化しています。この機能により、ゲームの音質が向上し、パフォーマンスのスケジュールが最適化され、AIを用いたアンテナ選択による安定した接続が実現しました。
### ソフトウェアとデザイン
X7 Proは、XiaomiのAndroid 15ベースのHyperOS 2カスタムスキンが搭載されており、この点でベースモデルとは異なります。プロモデルはフラットデザインを採用し、厚さは8.3mm、重さは198gです。また、「Super Resolution Rendering」機能も搭載されており、高画質化を実現しています。
### 冷却システムとパフォーマンス
パフォーマンスを持続させるために、Pocoは5000mm2のループポンプVC冷却システム「POCO 3D IceLoop」を使用しています。このシステムは、従来のVC冷却システムと比べて3倍の冷却性能を誇り、10個の温度センサーによる精密なモニタリングが行われています。
### ディスプレイとカメラ
前面には6.67インチの1.5KフラットAMOLEDパネルを搭載しており、最大輝度1400ニト、局所ピーク輝度3200ニトを実現しています。カメラでは、50MPのIMS 882メインセンサーと8MPのウルトラワイドセンサーを組み合わせており、実際のテストでも十分な性能を発揮しています。さらに、IP68の防塵・防水性能も備えており、前モデルのIP54から向上しました。
### 長持ちするバッテリーと充電
X7 Proは、6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間のゲーミングセッションを可能にします。また、90Wの有線充電にも対応しており、インド市場向けには6,550mAhバッテリーオプションも用意されています。