ASUSが、AI処理やゲーム、エッジコンピューティングに特化したミニPC「ASUS NUC 14 Pro AI」を発表しました。このデバイスは、インテルのコアウルトラプロセッサーシリーズ2を搭載し、Microsoft Copilot+が統合されています。高い性能と効率をコンパクトなデザインに融合させることに成功しています。
特に注目すべきは、インテルコアウルトラ9プロセッサーを搭載し、CPU、GPU、NPUの技術を融合させている点です。これにより、最大120TOPS(Tera Operations Per Second)のプラットフォーム性能と、48TOPSのNPU性能を実現。これは以前のモデルの3倍のAI性能となります。また、インテルArc GPU(Xe2架構)を利用することで、最大67TOPSの処理能力を発揮し、XeSSやXMX AIエンジンを活用してゲームやコンテンツ作成をさらに強化します。
機器は、長時間使用に耐えられるように設計されており、優れた熱管理機能や、安全性を考慮したセキュアブート、TPM、指紋認証といった機能が備えられています。0.6リットルのシャーシと34mmの高さのおかげで、IoTやエッジコンピューティングのセットアップにもすっきりと収まります。ツール不要のアクセス設計により、アップグレードも容易です。
接続オプションにはWi-Fi 7、Bluetooth 5.4、デュアルThunderbolt 4ポートがあり、高速データ転送や互換性を実現しています。ASUS Control CenterやWindows Autopilotにより、IT環境への容易な展開と統合が可能になります。
NUC 14 Pro AIは、Intel Core Ultra 5、7、9プロセッサーの構成が選択可能で、最大32GBのLPDDR5x-8533メモリと、最大2TBのNVMe SSDをサポートするM.2 PCIe Gen4x4スロットが備わっています。様々なI/Oポートも用意されており、Thunderbolt 4、USB 3.2、HDMI、2.5G LANに対応しています。
価格と発売に関する情報は後日発表される予定で、詳細についてはASUSの担当者にお問い合わせください。