GoogleのGemini拡張機能がSpotifyで利用可能になりました。これにより、ユーザーは自然言語を使って音楽を検索し再生することができるようになります。この拡張機能は、従来の音楽検索をよりスムーズに行えるように設計されており、楽曲名やアーティスト名、アルバム名、プレイリスト名、特定のアクティビティに基づいて音楽を再生することができます。ただし、現在のところ、GeminiはSpotifyでのプレイリストやラジオ局の作成には対応していません。
また、既にYouTube Musicなどの別の音楽サービスをリンクしている場合は、初回のリクエスト時にどのサービスを利用するか明示する必要があります。それ以降は、最後に使用されたサービスがデフォルトとなります。これにより、自分好みの音楽体験を提供することが可能になります。SpotifyにGemini機能が追加されたのは、非GoogleアプリとしてはWhatsAppのサポートに続くもので、今後の展開が期待されます。
Geminiを利用するためには、まずSpotifyとGoogleのアカウントを連携させる必要があり、AIクエリを最大72時間保持できるGeminiアプリのアクティビティを有効にする必要があります。ただし、現時点ではGoogleメッセージやGeminiのWebアプリ、iOSのGeminiアプリ内ではSpotifyの拡張機能を利用できず、Geminiの言語設定も英語にする必要があります。
この機能は音楽の楽しみ方を一新する可能性がありますが、使い方や設定には若干の手間がかかるため、ユーザーはその点にも注意する必要があります。AIによる新たな音楽体験が、今後どのように進化していくのかに期待が寄せられます。