DJIが新たに発表した「ゴーグルN3」は、手頃な価格で映像制作者やドローンパイロットに新たな体験を提供します。直感的で使いやすいコントロールにより、DJIの『Neo』や『Avata 2』と連携して、頭や手の簡単な動きで操作できるのが特徴です。フリップやロール、パワーループのようなダイナミックな空撮が可能になり、より多くの人々がシネマティックな映像制作に挑戦できるようになります。
このゴーグルは、視力矯正を必要とするユーザーにも配慮されたデザインで、処方箋用メガネの上からでも快適に装着できる一体型のヘッドバンドとバッテリーを備えています。軽量で安定感があるため、長時間のフライトでも疲れにくく、1080pの高画質ディスプレイと54度の広視野角で、パイロットは鮮明で没入感のある映像を楽しめるでしょう。また、内部ファンを活用したワンタッチの曇り止め機能により、さまざまな天候条件でも視界を確保できます。
オーディオなしのO4デジタル伝送システムは、低遅延な伝送を実現し、最大13kmの距離でもリアルタイムで映像をドローンの動きに合わせることが可能です。これにより、高速の映像撮影でも信号の安定性が保たれます。さらに、異なる周波数(2.4GHzと5.8GHz)にも自動で切り替わり、常にクリアな信号を維持します。
AR(拡張現実)カーソル機能により、飛行中の設定をリアルタイムで表示できるため、集中を切らさずに露出やカメラアングルの調整が可能です。また、DJI Flyアプリを利用すれば、撮影中にリアルタイムでフィードを共有でき、共同作業者はスマートフォンでアクションを見ながら即座にフィードバックを得ることができます。
DJIの四つのゴーグルオプションの中で、N3は1080p LCDと54度のFOVを備えており、コストパフォーマンスと機能性の点で優れた選択肢です。他のモデルと比べて、軽量かつ229ドルという手頃な価格で提供されるN3は、特に処方箋を必要とするユーザーに最適です。今後、ワンタッチの曇り止めやライブフィード共有、AR機能によって、空中写真や映像制作の新たな可能性が広がります。
DJI Goggles N3は、「11月下旬」に229ドルで発売予定です。