Appleは新モデルのM2およびM3 MacBook Airの標準RAMを16GBに引き上げたことを発表しました。この変更により、最安値のMacBook Airはそのまま999ドルから始まり、これまでのような200ドルの追加料金なしで16GB RAMを搭載することが可能となりました。この決定は、競合他社との価格競争を考慮したものと見られます。2016年にも8GBを13インチMacBook Airの最低要件としたことがあり、その後4GBモデルを廃止した経緯があります。
また、今週発表された新しいiMac、より小型のMac Mini、刷新されたMacBook Proモデルは、すべて16GB以上のRAMが標準装備となっています。現在のMac StudioやMac Proにおける高いRAM基準を考えると、8GBのRAMオプションは会社のラインアップから姿を消しました。
この大容量RAMの導入理由として考えられるのは、AppleのAI技術への対応です。AIモデルは、快適に動作するために多くのRAMを必要とするため、今後macOSを搭載する機種においては16GBが新たな標準と言えるでしょう。iPhoneでは8GBのRAMが適しているとされているものの、Macではより高いパフォーマンスが求められます。