フィリップスは、同社のHueアプリにて新たに4つの照明効果を導入した。このアップデートにより、波の下での光のきらめきを模した水中オプションを含む新機能が追加された。Hueblogによって確認されたこのアプリ更新では、既存の照明効果をカスタマイズする能力も導入され、今後フィリップスが発表する新たな効果にも同様に対応する。
既存の照明効果には、キャンドルの柔らかな揺らめく黄色の光や、より強烈な赤やオレンジの光を模した暖炉の演出が含まれている。Hueアプリのバージョン5.28は、これまでの効果に加え、宇宙、海中、魅惑、日差しといった新しいエフェクトを提供し、総数は10に達した。ただし、すべてのHue製品がこの効果をサポートするわけではなく、対応するライトの詳細リストもフィリップスから発表されている。
特定の照明体験をシミュレートするために意図された色とアニメーションでデザインされたこれらの効果に加え、最新のHueアプリアップデートでは、効果の基本色を変更することができる。例えば、ピンクのキャンドルの光を楽しむことも可能だ。また、効果の強度を調整するための明るさや色の遷移速度も変更可能となった。
Hueアプリは、フィリップスのスマート照明製品を制御するための洗練された方法として長年にわたり利用されてきたが、近年ではGoveeやNanoleafといった競合製品に対してカスタマイズ機能が遅れを取っていた。今回の効果編集機能の追加は歓迎されるアップグレードであり、競争が消費者に与える恩恵を改めて実感させるものとなった。
その他にも、最新バージョンのフィリップスHueアプリでは、新たな照明スタイル「散乱」が導入され、Philips Hue Festaviaストリングライトで初めて紹介されたスタイルがHueラインのすべてのグラデーションライトでも利用可能になった。また、アプリのアイコンとウィジェットは、iOS 18またはiPadOS 18にアップグレードされた場合にダークスタイルや色付きスタイルのオプションを提供する。
そして、ハロウィンシーズンが本格化する中で、フィリップスは同アプリにハロウィンシーンを再導入し、部屋のすべてのライトを異なる色やトランジションで操作することによりムードを変更できる。昨年新たに2つのハロウィンシーンが追加されたが、今年も8種類のシーン、例えば「呪文の効果」や「光る笑顔」、そして「魔女の時間」が楽しめる。