Appleが新たに発表したM4搭載のMac miniは、非常にパワフルでありながら手頃な価格設定となっています。しかし、愛用者の間でひとつの疑問が浮かび上がっています。それは、パワーボタンが本体の底に配置されている理由です。Appleの役員であるグレッグ・ジョズウィアックとジョン・テルナスは、ビリビリのクリエイターとのインタビューで、その理由を説明しました。それによれば、この新型Mac miniは前世代のほぼ半分のサイズにコンパクトになったため、底面が「最適な位置」であると考えたとのこと。また、ほとんどのユーザーが普段パワーボタンを使わないため、問題ではないとしています。
新型Mac miniの寸法は、5 x 5 x 2インチと、前のモデルの7.75 x 7.75 x 1.4インチに比べ非常にスリムで、デスク上のスペースを有効に活用できるようになりました。とはいえ、このデザインにはデメリットもあり、重要なボタンのスペースが限られてしまっています。具体的には、パワーボタンは底面の左後ろに配置されており、デスク上に設置した状態では、機器の裏側に手を回す必要があります。Mac miniの重量は約1.5ポンドと軽量であるため、持ち上げるのが大した手間ではないとはいえ、若干の不便さを感じる方もいるでしょう。
さらに、Appleが最近の製品説明で述べたように、多くのユーザーは使用していない時にMacをスリープモードにするため、パワーボタンにアクセスする機会は限られていることも影響しているようです。しかし、この状況を受けて、DIY愛好者たちの間では斬新なソリューションが提案され、すでに多くのアイデアが生まれているとのことです。
Mac miniは、M4チップ搭載のオプションが用意されており、パフォーマンスはこれまで以上に強化されていますが、ポートの選択肢には不満の声もあるようです。今後、AppleはM4搭載のMacやMacBook Pro、MacBook Airを順次発表する計画もあるとのこと。