任天堂のスイッチ(Switch)プラットフォームでは、これまでに他の任天堂ハードウェアよりも沢山のソフトウェアがプレイされています。その任天堂が、新たに発表した「Switchの後継機」が、既存のNintendo Switchソフトをプレイ可能であることを確認しました。これは、任天堂の社長、古川俊太郎氏が発表したもので、ツイッター上で「本日の経営方針説明会において、Nintendo SwitchソフトウェアがSwitchの後継機でプレイ可能であることを示唆しました。また、Nintendo Switch Onlineも利用できる」と明かしました。
任天堂はこの発表の中で、Nintendoアカウントを活用し、毎年1億人以上のユーザーとの良好な関係を次世代機へ継承する重要性についても触れました。消費者は現在所有しているNintendo Switchソフトをプレイできるだけでなく、Switch用にリリースされたタイトルの広範な選択肢から次の購入を選ぶこともできるとしています。
また、任天堂は過去にも新しいコンソールへのスムーズな移行に向けた取り組みを明言しており、非常に多くのSwitchゲームへのアクセスを継承することが次世代機の成功の決定的要因であると認識しています。すでに、供給チェーンやゲーム開発者からの報告によれば、この互換性が進行中であることが示唆されています。特に、Switchでの利用実績が「他の任天堂ハードウェアよりも多かった」ことを背景に、互換性の重要性が浮き彫りとなっています。
今のところ、物理ソフトとの互換性や実際の利用方法についての詳細は未発表であり、任天堂は「Nintendo Switchの後継機に関する詳細は後日発表する」と述べています。ゲームボーイやNintendo DS/3DSのポータブル機は、1990年代から連綿と続く前世代ハードウェアとの完全互換性がありましたが、家庭用ゲーム機ではGameCubeからWii Uまでの互換性が維持されていました。今回の発表が、Switchというハイブリッド機で切り拓かれた新たな道をどのように進むか、待たれるところです。