Vivoは、今月14日に中国で発表される予定のX200シリーズが、MediaTekの最新プロセッサー、Dimensity 9400を搭載すると報告しています。さらに、このスマートフォンシリーズは世界初のLPDDR5X Ultra Proメモリーを採用することでも注目を集めています。この新しいRAMは、Samsungが今年披露した高速度のLPDDR5X RAMと同様である可能性があり、そのスペックに期待が寄せられています。
Samsungは、Dimensity 9400がこの最先端技術をサポートする最初のチップであると発表しており、Vivoはその上に派手なマーケティング名を追加しているだけかもしれません。もしX200シリーズが本当にSamsungのLPDDR5X RAMを搭載しているなら、驚異的なパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
Samsungによれば、この新しいメモリーはデータ転送速度が最大10.7Gbpsに達し、業界で最も速いとされています。また、従来のモバイルDRAMと比べて25%のパフォーマンス向上と30%の容量増加を約束しています。これは、Samsungの最新の12nmプロセス技術を使用して製造されているため、市場で最も小型のLPDDRデバイスになると言われています。
さらに、Samsungは消費電力を抑えるために、最適化されたシステムや長時間の低消費電力モードなど、いくつかの省エネ機能を追加しており、これにより総合的に25%の電力効率の向上が見込まれ、モバイルデバイスのバッテリー寿命を延ばす助けとなっています。
X200シリーズの正式発表まで若干の期待はあるものの、「LPDDR5X Ultra Pro」の詳細やベンチマーク結果が出るまでは慎重な楽観視が必要です。MediaTekの最新プロセッサーと市場で最も速い可能性のあるRAMの組み合わせは、パワーユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるかもしれません。